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女性が出産を機に退職する場合

一度退職しても現場復帰しやすい

一度退職しても現場復帰しやすい

育休を取得して約一年後に現場復帰する一方で、完全に退職する方法を取る人もいます。看護師の働き先は全国各地にあり、人手不足の職種でもあるためブランクを経ても復職しやすいのが魅力です。ここでは、出産を機に退職を考えている人に向けた情報を紹介しています。

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産後の体で無理をしないために

産後の体で無理をしないために

出産は誰もが安産で済むわけではなく、ときに母体、胎児、さらには母子ともに命の危険を伴うことも珍しくありません。「安産だった」という言い方がありますが、母体に何の負担もなく一瞬で出産が終わることはないのです。無事に出産を終えたとしても、後陣痛や授乳、骨盤の痛み、人によっては産後鬱などさまざまな負担があり、昼夜を問わない赤ちゃんのお世話で寝不足も続きます。産後の体の回復には個人差があり、一概にどれくらい経てば難なく復職できるとはいえないのです。育休は子どもが生まれてから1歳になるまで取得できますが、1歳を過ぎても夜泣きの対応に追われることも少なくありません。保育園に預けても頻繁にお迎えの要請が来たり仕事を休まざるを得なかったりと、落ち着いて仕事に臨むことが難しく感じることもあるでしょう。よほど体力に自信があったり、周囲の大人の手を借りれる環境にあったりしない限り、出産を機に退職する手段を取る看護師も多いです。

退職のメリットとデメリット

退職のメリットとデメリット

出産を機に退職する判断には、メリットとデメリットがあります。メリットは、産後の体で無理して働かなくて済むことが一番大きいといえます。夜泣きでしっかり睡眠をとれなかった日にも、出勤の時間にきっちり起きる必要がなく、子どものお昼寝のタイミングで一緒に寝ることもできます。出産をキッカケとした退職は、子どもの成長をしっかり見守りたい方にも選ばれる傾向にあります。笑うようになった、ハイハイするようになったなど、一つ一つの成長を見守ることができるのです。また、特に保育園の競争率が高い地域では、育休終了に合わせて慌てて保育園を決めなくて済みます。一方で退職のデメリットには、経済的負担が大きくなることが挙げられます。退職するまでにあった二人三脚の収入が、夫側のみの収入になります。このほか、これまでのキャリアが中断されることもデメリットの一つです。自分自身が完全に納得しているなら別ですが、心のどこかにキャリアへの未練が残っている場合、所々で気落ちすることも出てくるかもしれません。

復職先の例

復職先の例

一度退職しても、復職先を探しやすいのが看護師の仕事です。医療業界は人手不足の業界の一つなので、ブランクがある潜在看護師も歓迎される傾向です。病院は多くの看護師が勤務したことのある現場であり、復職のしやすさも特徴です。病院は病棟を備えた大規模病院、外来のみに対応している小規模クリニック、内科専門や整形外科専門など、さまざまな形態があります。日中のみの働き方で復帰したい場合は外来勤務ができる病院を探すのも一つの方法です。他には、復職で日勤帯の仕事に就くなら介護施設が挙げられます。介護施設によっては看護師の夜間配置義務がなく、正社員でも日中のみの勤務スタイルで復職できることがあります。この他、訪問看護の仕事も復職先におすすめできます。夜間対応型でない限りは日勤帯のみのため、家庭・育児との両立を図りやすいでしょう。

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